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柿渋から生まれる塗料

柿渋から生まれる塗料_f0059988_16135198.jpg塗料製品の営業に東京から来社いただいた社長さんに、
日本古来の定評ある柿渋への愛と、自然塗料の名のもとに
インチキな商売人の跋扈する日本の業界へのやるせない怒りを
お聞かせいただきました。
柿渋は10年ほど前に木製バルコニーの塗装をしたことがありました。特有な臭いと、ベタベタする感触を覚えています。
室内用には国産の荏胡麻油の製品を多く使っていますが、
耐候性の要求される屋外では、自然塗料王国と言われるドイツのR社やS社の製品を使っています。
同じドイツでも、O社などは、社長に掛かればボロクソ、ドイツ国内で売れない製品を日本で売っていると!
それにしても、ホルムアルデヒドやシックハウスという言葉がやたらに出てきて、建築業界は、そんなのとっくの昔に克服したと思っていましたが、「とんでもない!何も変わっていない!政府と財界が結託してごまかしているだけのこと。」とのこと。
自然素材を極力使い、OMによる換気機能の大切さを強調して住まいをつくっているわたしたちの方が、未だに少数派!?
信じられない思いでした。


様々にある建築材料も、見た目は自然素材のようであっても、クレームを恐れて樹脂分を混入しているらしいことは、知る人ぞ知る話し。塗料や接着剤、はたまた珪藻土、土壁等々までも。

住まい手の自己防衛にも限界があるのだから、わたしたちの責任は重いですね。
ところで柿渋エキスに様々な植物油を加えて塗料としての弱点を克服し、さらに豊富なカラーも実現し、
ホルムアルデヒドを吸着・中和するというパーシモンワークス。使ってみたい塗料です。日比
by hearthandhome | 2012-06-17 16:25 | 家づくりへの思い


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