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「乙川の家」 完成に向けて

「乙川の家」 完成に向けて_f0059988_18415620.jpg居間のナナメ天井が米松合板で仕上がりました。
荏油の塗装によって木目が浮き上がり、
濡れたような落ち着いた感じになっています。
杉製のテレビ台が置かれる独立壁と南外壁をつなぐ、いわば落し掛け風の杉材の位置は、設計者や現場でいろいろ議論のあったところ。結果、大工の松本さんの協力で、ほぼ狙い通りにできました。この杉材には暖簾が掛けられることになるかもしれません。

「乙川の家」 完成に向けて_f0059988_18482125.jpgテレビ台上部の飾り棚は、杉の無垢一枚板です。エッジの自然なアールがいい。壁の構造体の中に突っ込んで持ち出しています。気持ち先端を上に向けているのは、プロの大工の常識。
「あまり重たいものは乗せないでね」という古典落語に出てくるような飾り棚ですが、きっと上手に使ってくださるはずです。

「乙川の家」 完成に向けて_f0059988_185899.jpgロフト北面全部に本棚も完成しました。全長9m。
「本棚だけではなく、いろいろに使えるぞ!」とご主人。
明日から天井・壁のオガファーザー張りに入りますから、
このロフト空間、グッと引き立ってきます。

「乙川の家」 完成に向けて_f0059988_18582220.jpg

玄関ポーチも仕上がりました。やっぱり本物の石ですね。
安定感が違います。



ここのところの眼に見えて出来上がっていく仕上がり具合に心ときめいているのは、
現場の隣に住んで、毎日ご覧になっているお施主さんはもちろん、
実はわたしたちも、同じような気持ちです。

お施主さん曰く
「職人さんが引き上げた夜、こっそり忍び込んで泊まっちゃおうかなんて話してるんです!」
新居での暮らしを心待ちにしていただいているようで、たいへん嬉しく思います。


この家の完成見学会の日程がほぼ決まりました。
お盆開けの土日に2週に渡って行う予定です。
「小さいけれど広く住める家」です。どうぞお楽しみに。                日比
by hearthandhome | 2006-07-27 10:32 | 乙川の家


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