カテゴリ:健康住宅( 2 )

「養生訓」

還暦を過ぎ定年を迎え、これからの自分自身の生き方を大事にしたいと共に、家族をはじめとする周囲に迷惑を掛けたくないという思いから、健康の大切さを痛感しています。
加えて、医療費負担がますます増すことからも、その意義とそれを保つノウハウについての様々な健康法、健康飲料、サプリメント、美魔女、健康住宅と、巷では関心が高まる一方です。
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健康法の古典に、江戸時代の貝原益軒の「養生訓」があります。
1712年の書物ですから、ちょうど300年前、平均寿命は相当に短かったその時代に、益軒83歳にして長寿の奥様共々、その実体験に基づいて書かれ、そして、その内容の多くが現代に通じるところがあるのは、人間の暮らしの真実は、時代を超越するのかなと感じます。
長寿を全うするためには体の養生だけではなく、こころの養生も説いているところが、実に理に適っています。

一方、外部から長寿を妨げる要因として「風・寒・暑・湿」の4つの邪気があげられています。「風」は気密性能、「寒・暑」は断熱・遮熱性能、「湿」は結露対策と読めます。
中でも「風・寒」が最も大事と強調されていて、正に「高気密・高断熱」に通じますね。貝原益軒の慧眼に脱帽です。
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by hearthandhome | 2014-03-30 18:51 | 健康住宅

暮らし方とコスト

20年ほど前、ソーラーハウスを手掛けて以来、気密断熱・結露対策に取り組んできました。居心地の良い空間をつくるために、また、構造体の耐久性にとって必須のこととして、当たり前のように考え、実践してきました。

そのことに誤りはないのですが、人の暮らし方には様々な価値観があり、
例えば「寒くたって構わない。シングルガラスでOK。寒ければ厚着すれば良い。それでも足りなければ、ガスストーブ!」という選択肢もあり、
地球温暖化やCO2削減や室内の空気汚染やヒートショックは吹っ飛んでしまう。
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お金の収支という現実論は、たとえそれが片寄った見方であるとしても、
相当に手強く、設計施工者としての使命感だけではなく、生活者としての
実感を研ぎ澄まして提案しなければと、この頃、しきりに思います。

厚着ではいられない脱衣所、お風呂、トイレ、寝室等のヒートショックで、命を落とすのも覚悟の上であって、それも良しとして受け入れることもありでしょうか?生活者としてのあなたはどう思われますか?
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by hearthandhome | 2014-03-18 20:37 | 健康住宅