カテゴリ:京都( 9 )

一年お世話になりました。

師走に入り、完成に向けての追い込みや、実施図面のまとめや、いろんな行事に追い回され、
気が付くと今年も残りわずかなってしまいました。
一年を振り返って、仕事を通しての出会いや感動、
お施主様からいただいたお言葉にこれからの仕事に於いて勉強になったこと、
個人的なことなど、特に印象深い一年のようでありました。
今年はなかなか思うようにブログに投稿も出来なかったので、
最後を大変印象に残り、刺激になったことで締めくくりたいと思います。
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12月の始めに、建築士会・女性部会の皆さんと、京都よりさらに西の大山崎に行ってきました。
大山崎は、まださほど俗化されていない、いい感じの小さな町です。
その町の見晴らしの良いところに建つ、建築家藤井厚ニの「聴竹居」を訪ねました。
藤井厚ニは大正、昭和初期を駆け抜けた建築家で、私と同じ郷里である福山の出身です。
昭和3年の建物は、今もなお当時のまま現存する貴重な建物です。
つい最近まで住んでいたというので、驚きです。
その時代にはモダンな建物で、外観や内部の設え、
家具や細部の詳細にいたるまで設計されています。
環境共生住宅を設計から考え、床下から涼風を取り入れる細工
(ちょっとOMの採涼システムにも似たところが。)や夏の熱気を抜く工夫。
住宅の原点を見たようです。これからの設計に大変刺激を受けました。
残念ながら画像は外観しか出せませんが、最後の紅葉の良いタイミングでした。

では、皆様良いお年をお迎えください。
来年もさらにステップアップ出来るように努力して行きたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。  
吉本
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by hearthandhome | 2008-12-30 09:50 | 京都

立命館大学 国際平和ミュージアム

f0059988_10305146.jpg梅雨時の京都の
龍安寺と金閣寺に行ける!
というので、バスツアーに乗った。

着いた所が、
立命館大学 国際平和ミュージアム。
すばらしい施設と、
熱心なガイドのお陰で、
(民間のボランティアの方、3名!) 
2時間半もあっという間。
女子学生のガイドもある・・・。


戦争の原因や悲惨さはもとより、平和への各方面の地道な努力やNGO活動の紹介に、
心動かされた。一私立大学の、このような施設運営に敬意を表します。


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龍安寺と金閣寺。良い画像をと張り切ったが、
絵葉書のスナップには、どうしても負ける。
でも、金閣寺の茶室「夕佳亭」と石畳の美しさは撮った!

多くの観光客の中、アチコチで中国語が・・・。一見、日本の若者と区別が付かない。普通に見える
中国の若者が、大挙して京都観光。チャイナパワーはここまで来た!仲良くしていきたいね。日比
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by hearthandhome | 2008-07-01 18:06 | 京都

横内敏人事務所

OMゼミナールの最後に、横内敏人氏設計の横内事務所とゲストハウスを訪れました。
京都の由緒ある傾斜地の土地に、名高い数奇屋建築の工務店の手による、
新築でありながら既に「文化財」とも言えそうな建物です。
スキのないデティールの事務所内部に、手づくりのストーブがあることで、
より一層建物の完成度が増しているように思いました。

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事務所も、それに隣接したゲストハウスも、
木とガラスとコンクリートが、直に納まっていて美しく洗練されたものでした。
周囲の自然への溶け込み方は、半端ではありませんでした。
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by hearthandhome | 2007-03-07 08:40 | 京都

京町屋

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京町屋は、
間口に比べて奥行きがたいへん
長い敷地に建てられた建物です。
中庭や通り庭を組み合わせることで、
風通しや採光の工夫だけではなく、
人が暮らしていく上で、
明るさや暗さの持つ奥深さを
感じさせてくれます。



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通りに面しては、格子によって閉鎖的な顔を持っていますが、
折りたたみ式の縁台によって、
当時の人々の地域への連帯の意識を感じました。
商売を切り上げたら、
この縁台でご近所との交流が始まったのでしょう。
今は、通りそのものが車に占領されちゃいましたけれど・・・。

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店先から奥に向かって、徐々にプライベート空間に入っていくつくりになっています。
この画像は中庭に面した玄関の間です。ここから、奥座敷に招き入れていただきました。
奥座敷の暗さに慣れた頃、そこに差し込む中庭からのほのかな光の様子を体感させていただきました。わずかな光ですが、むしろそれが有り難く、美しく感じられたのでした。
わたしたちのつくる家は明る過ぎるのかもしれません。

f0059988_8482343.jpg大小、二つの中庭が
二つの座敷を挟んで南北に配されています。
中庭からの美しい光のグラジュエーションが
内部と外部の空間をゆるやかに結んでいます。
自然との共生の一つのカタチなんだろうと思いました。



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通り庭の明るさは、高い天井の吹き抜けからの光が思いのほか強く、高山の民家にも通じる
ドラマチックな空間でした。台所としての流しもある土間空間です。 
美しく、背筋を伸ばして住むことになる京町屋です。
夏の暮らしは中庭の風を取り込むなど、いろいろ工夫があるようですが、冬は相当寒い。

「春の来るのをひたすら待ちわびるのが、冬の暮らしです」 と旦那様。 また、
「今年は暖冬ですから、本当の寒さを実感していただけないのが残念」 
「一部屋くらいOMを入れて、余生を暖かく暮らしたいとの思いもある」とのお言葉が印象的でした。  日比
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by hearthandhome | 2007-03-06 10:10 | 京都

飛雲閣

「飛雲閣」
なんと、素晴らしいネーミングでしょうか!
飛ぶ雲の閣ですよ!また、口に出してみた時の颯爽たる音、「ひうんかく」に、
自由闊達な建物のありようが、見事に表されているようです。
「飛雲閣」は、一般公開されていないとのこと。
特別公開時には、長蛇の列だそうです。しかも、なぜか、撮影禁止。
今回は東京芸大の現役教授のお二人の引率ですから、実現したことのようです。

この建物は、豊臣秀吉の別荘、聚楽第にあったと言われています。
西本願寺の一角に移築されたのですが、聚楽第にあった本来の姿はどんなだったんでしょうか。
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入り口の木戸をくぐりぬけ、「飛雲閣」を目の前にした時は息を呑む思いでした。
足元に池を配した3層の木造建築は、その奔放なカタチとそれぞれの方向を向いた屋根、
六歌仙の姿を描いた2階の高欄、そして1階の障子の白さなど遊び心も十分に備えつつ、
全体として、美しいバランスを保っているのでした。
今回は、池の水量がわずかでしたが、かなえられるなら、満々と水をたたえた池に写る姿を、
そこに浮かぶ小舟ともども一度見てみたいものです。
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季節や天気や時間の変化につれて、建物の表情も縦横に変わっていき、
見るものを飽きさせることがありません。 これは、間違いなく「国宝」だと思いました。

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建物の素晴らしさはもちろんですが、
それに寄り添う庭のつくられ方も
まったく素晴らしいものだったのは、
言うまでもありません。

日本の伝統の中に息づく、自然とともにある美の感覚は素晴らしいものですね。
わたしたちはその資質を引き継ぎ、
大事にしなければと、
ため息まじりに思いました。 日比
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by hearthandhome | 2007-03-05 08:55 | 京都

東急ホテル 西本願寺

f0059988_15115569.jpg「和」なるものを求めてわたしたちは京都に参集しました。会場の東急ホテルのしつらいも、やはり「和」を表現していました。ホテル、ロビーから見える外部の庭園も、滝などの流水をメインにデザインしてありました。
そして、流水を楽しむための窓を低い位置に設置しているのが目に付きました。空を見上げる高窓も含めて、自然を取り込む開口部の取り方の技法は、
それぞれの敷地条件に併せて、住宅設計にも生かしたいものです。

f0059988_15121378.jpg西本願寺の「御影堂」の大規模な保存修理工事の現場を訪れました。
親鸞の「御影」をお祀りするための、
築370年の巨大な木造建築で、
あの東大寺の大仏殿に次ぐサイズだそうです。
ほぼ、50年ごとに大修理され、今回の予算は56億4千万円!
内部の畳の下地の板やそれを打ちつけた釘が、370年の歳月を経たモノだそうです。
釘も貴重品だったのではと思います。

f0059988_15123059.jpg庶民の家とは、まったく違う世界であることは間違いのないことですが、
木造建物に掛ける大工や数々の職人の技と強い意志に感じ入りました。

織田信長とは敵対し、残虐な仕打ちを受けた本願寺一派ですが、
豊臣秀吉には手厚く保護された歴史の不思議に、「御影堂」を見やりながら思いを馳せていました。
秀吉ゆかりの「飛雲閣」も、ここ西本願寺の敷地内に移築されています。
 
                           次は、なんと、その国宝「飛雲閣」の見学です。  日比
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by hearthandhome | 2007-03-04 09:13 | 京都

JR京都駅

著名な建築家、原 広司 氏設計のJR京都駅ビルを駆け上がり、駆け下りてきました。
1階から11階まで一直線上に伸びたエスカレーターも、なんともはやなんですが、
頂上から屋上庭園を経て見下ろす人工の下降斜面は、
スキーのジャンプ台さながら、すさまじくも恐怖さえ感じさせる大空間です。
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何枚の図面を必要としたのでしょうか?という感想は設計屋らしいけれど、
膨大なエネルギーを投入して作り上げたこの大空間はどうなんでしょうか?すごいですね。
環境共生にはほど遠いと言うべきなんでしょうか。  日比
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by hearthandhome | 2007-03-03 08:30 | 京都

OMゼミナール in 京都

2月27日・28日 京都にて行われたOMソーラー協会のゼミナールに参加しました。
仲間の工務店の皆さまの真剣さと素晴らしい講師陣のレベルの高いお話に、
明日からの仕事への刺激と具体的なヒントを持ち帰ってきました。
その成果は、今後の仕事に生かしていきますので、ご期待ください。

        皆さまにお伝えするのは、ゼミ参加での「よもやまばなし」です。

f0059988_12151746.jpg会場が「京都」ということで、新幹線を使わない経路で、半田から京都に行ってみました。
ネットで調べた経路で出発。
新幹線使用に比べて1時間8分よけいに時間が掛かる。
乗換えは名古屋と米原です。
中でも米原での乗り換え時間が2分というのが、気になるところでした。
米原駅では急いで乗り換える準備をしながらも、降りたホームの反対側のホームに乗り継ぎの列車が止まっているんじゃない?と期待もしていました。
ところが、実際は連絡橋を渡った隣のホーム。キョロキョロしながら急ぎましたが、
階段を降りると同時に、乗り換えるはずの列車は出発! おいおい、ちょっと待ってよ! もう!
そんなにモタモタした記憶はないんですが、2分はきびしかったようです。

次の列車、「快速」まで25分待ちの間、OMゼミの開始時間も気になり、
車内で食べるつもりで、駅弁を買い求めました。

f0059988_12154035.jpg「快速」の1本前に「普通」が停車したのですが、その列車のドアの開閉のためのスイッチが、ドアの横についているのを発見しました。スイッチの上に「ドア」と表示されています。なるほど、停車時にドアが開いていると寒さも車内に入り込むので、これだと、車内からも車外からも適宣、対応できるわけです。実際、活用されていました。列車が到着した時、並んでいた乗客の最前列の人が、自動ドアと勘違いしていると、いつまで経っても乗れないという事態にもなります。今回も、そういうことになったんですが・・・。

「快速」に乗り込むと早速ランチタイム。
ところが、フッと気づくと、JR在来線です。
名古屋から大府とか半田への車内で、食事しているのは見たことない。

お化粧しているおねーさんはちょくちょくいるけれど・・・。 まずいなぁ。
でも、背に腹は替えられないとばかり、猛ダッシュ。いつも早メシ喰いだけれど、いつも以上に。
少し他人の眼を気にしながら米原停車中と次駅の彦根(約4分)の間に完食でした。 やれやれ・・・。  

彦根から、安土、石山と歴史に登場する地域が沿線です。中でも、安土城址の看板の立つ小高い丘を見つけたときは、織田信長の面長な肖像が眼に浮かび、騎馬武者の雄たけびや甲冑の武士の足音が聞こえたように感じました。 こんな感じは新幹線では得られないですね。  日比
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by hearthandhome | 2007-03-02 09:11 | 京都

京都

OMソーラー協会のゼミナールに日帰りで行ってきました。
その前に、私は単独行動でちょっと古い建物を見てきました。
京都には年に1度、お寺かお庭をゆっくり見に行くのですが、今回は時間がないので
ささっと、三条あたりの建物を。
自分なりの見学のテーマは私と同じ郷里出身の建築家『武田五一』の建物です。

いわゆる京町屋の一部に洋館を取り入れた建物「紫織庵」。f0059988_1546191.jpg
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幕末から続いた医院を大正期に改造した町屋です。外観は手を加えた感じがきれい過ぎ、ちょっと残念でした。
外壁のタイル張り部が洋館になりますが、その上は屋上になっており祇園祭の時にはここから見物をしたそうです。


ライト様式の洋間でお薄をいただきました。かつてはここで優雅に過ごしていたんですね。ちょっとピンボケ。
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もう一軒予定していた毎日新聞京都支局に行く途中、京都文化博物館(旧日本銀行)を見学。外観は写し忘れましたが赤レンガの東京駅と良く似ています。それもそのはず同じ建築家です。
大きな吹抜に凝ったすばらしい装飾。内観に圧倒され見とれるているうちに時間切れとなりました。
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この建物は分かりませんでした。どなたかご存知の方教えてください。
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武田五一は京都市役所や京都大学などたくさんの建築物を残しているので、また次回のお楽しみに。  
久しぶりの投稿の吉本でした。
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by hearthandhome | 2007-02-28 15:59 | 京都