カテゴリ:地盤液状化( 4 )

砕石パイル工法    (地盤.jpに登録しました。)

f0059988_1346958.jpg軟弱地盤に、砕石という自然素材を、
一定の間隔で、垂直にパイル状に打ち込み、
砕石パイルと軟弱地盤とが一体となって、
結果として強固な地盤をかたちづくるという
地盤改良工事が砕石パイル工法です。
(自立した鋼管杭やコンクリート杭とは、
            そこが大きく違います。)

その砕石パイルの隙間に、
液状化現象が起きた時、一定量、水を貯え
さらに、排水するドレーン効果によって
地盤の液状化を防止するということも
理論的にも、東日本大震災時の、
埋立地にても、実証されています。

軟弱な地盤に砂利を打ち込んで、
地盤改良なんて、信じられない!
と、少々、疑っていましたが、
その疑念も、払拭されたように思います。

自然の猛威に対して、100%安全とは言い切れませんが、より精度の高いSDS試験などの地盤調査を基にして行う、砕石パイル工法は、液状化対策として信頼できるものと思います。日比
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by hearthandhome | 2012-03-22 13:59 | 地盤液状化

地盤液状化対応住宅 (地盤調査)

地盤調査には、最も普及しているSWS(スウェーデン・サウンディング)と、少し進歩したSDS(スクリュー・ドライバー・サウンディング)などがあります。いずれの方法も、肝心な土質と地下水位については推定の域は出ないけれども、やはり、重要な資料となることは間違いありません。

けれども、より高度な精度を求めるのならば、やはりボーリング調査ということになります。
実際に土をサンプリングして確かめますし、地下水位も確認します。大規模な建物の建設の際に行われますが、費用もそれなりに高価となり、木造2階建てでの実施は皆無に等しいものです。
それでも万全を期して、ボーリング調査を行うのも一方法ですが、現実的なのはSWSなどの調査資料と併せて、土地条件図などの地盤情報により、ある程度、事前に予想を行い、配合試験や固化材種の選定や添加量等の対策を行い、場合によって試供体にて強度試験によって確認して、地盤補強あるいは基礎設計に生かしていくことが賢明と思われます。
まず工法ありきではなくて、地盤調査の内容によって、最適な工法を吟味していくということになり、
砕石パイル工法がオールマイティというわけではないということが明確になりました。

自然の猛威の前には人知の限界も多く、100%万全な対策とはいかないけれど、特に目に見えない地下のことですから、土に詳しい、信頼のおける専門家との協働が大事なことを痛感しています。日比
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by hearthandhome | 2011-11-26 08:00 | 地盤液状化

地盤液状化対応住宅 (腐植土)

大震災以来、地震に伴う地盤液状化への関心が、特に埋立地の状況を見るにつけ高まっています。
現在のところ、軟弱地盤対応の地盤改良工事として、セメント固化剤による工法が普及しています。
ただ、この工法においても、地盤液状化に対して正面切って取り組んできたとは言い難いのも事実。
そこで有力な液状化対策として、この頃、注目の砕石パイル工法について、検査機関や地盤改良の
技術者と意見交換をしました。その結果、土質と地下水位の把握が、対策を立てる上で重要なことを、
あらためて認識いたしました。
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砕石パイルが水を吸い上げ透水するドレーン機能は液状化対策として優れているのは事実だとしても、セメント固化剤との工法比較をする前に、地盤調査の精度が問われることになります。
特に地層内に存在する腐植土(植物が分解して土になったもので、とにかく軟弱でセメント固化剤は固化不良となり、砕石パイルにおいても自立性に疑問が残るという困ったしろもの)を、建設地の地層において、どのように探り当てるのかが、耐震構造においても、液状化対策においても大きな問題となります。日比
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by hearthandhome | 2011-11-25 08:00 | 地盤液状化

液状化対応住宅 砕石パイル工法 講習会

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もともと、多くの住宅地は海岸沿いや
河川端に形成され、近年においては
埋立地もずいぶん宅地化されていて、
地盤が強固とは言えない場所に建つ
建物は珍しいことではない。

そのような軟弱地盤においても、
地盤調査、その結果としての地盤改良工事が一般化し、一定の強度を保持することに成功している。


3.11大震災では地震の揺れには耐えたけれど、自然に堆積する河川敷を除く埋立地において、地盤液状化による建物の傾きや沈下の大きな被害が発生。正直言って、今まで、木造二階建の建築物への液状化に対する備えは無いに等しく、その対策として注目されるのが、この砕石パイル工法です。

f0059988_11324784.jpg従来の地盤改良工法との比較では、
何といっても環境に負荷のかからない
砕石という自然素材であること、
だから、役割が終わった後の処理も、
まったく問題の無いことは、
大きなアドバンテージです。

液状化によって噴出する水を透水する
そのメカニズムは理解できたとして、
地中奥深くでの砕石パイルの信頼性と、コストとのバランスを検討中です。
日比
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by hearthandhome | 2011-11-09 11:32 | 地盤液状化