<   2006年 11月 ( 18 )   > この月の画像一覧

「3.5間角の家」 断熱気密工事

f0059988_18325276.jpgいつもの断熱気密工事です。
PET樹脂の再生品である
パーフェクトバリアを間柱および垂木間に充填しています。
特に、この家は勾配天井の235ミリの垂木間に、170ミリのパーフェクトバリアを入れています。235-170=65ミリの部分は通気のための空間を確保しています。
その上で、内部結露防止の気密フィルム厚0.2ミリで包んでいます。
このような、すっきりした納まりが2×4工法の特徴です。
その様子をご覧ください。
外部では、もっともメンテナンスフリーと思われるサイディングが張り終わりました。

f0059988_18361784.jpgなお、この建物の敷地の南側に建つ
5年前に建てさせていただいた平屋の
OMソーラーの家をご紹介します。
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by hearthandhome | 2006-11-30 22:14 | 3.5間角の家

                わたしたちの「豊明の家」 (5)

f0059988_1846158.jpg 設計について
家を建てるならここはこんな風にして、といったイメージはありませんでした。
好みはもちろんありますが、基本はシンプルで使いやすく、長持ちすること。
便利さも追求すればきりがないので、
あれば幸せ、なければあえて求めず、あるものでなんとかします。

モスクワでなにかと不便な中、いろいろ工夫して過ごしたことで身に付いた習慣かもしれません。
ですから、具体的な設計は
「今の生活の実情」や、敷地や設計上の制約から出発するほかありませんでした。

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 今の生活の実情
「味噌」はほぼ毎年、自分たちでつくります。
生活を見つめ、いろんなことを自分の手でしてみることの象徴的な一例と言えます。
だから味噌の置き場所は私たちの主体性の問題がかかっている一大問題なのです。(笑)
「本」は増え続け、とにかく減る展望がないので、その配置、収まりは自動的に必須条件です。
書斎はもちろん、ちょっとしたコーナーに本棚をつくり付けしてもらいました。

結局、この家は「味噌の置き場所」と「本の収納」の都合でまとまったようなものかもしれません。


 
 f0059988_17322121.jpgわたしたちの家づくり
信頼できる人の情報をもとに選択肢を絞り、
その上で自分で検証できれば、それで判断基準としては十分と思っているので、他者と比べるということはわざわざしませんでした。
あれこれ比べてみるということが基本的に嫌いなんです。




ハースアンドホームの建てた家を、完成見学会やバス見学会でいくつか実際に見て、
自分の家のプランをつくっているうちに建てるつもりになったというのが、本当のところです。
要は、日比さんを信頼し、自分でも中身に納得したということです。

家づくりという大きな出来事において、消費者としての踏むべき手順としては不足かもしれませんし、
選ばれる側から見ても不満の残る選ばれ方かもしれませんが、
わたしたちの家づくりは、これでOKです。
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by hearthandhome | 2006-11-30 08:37 | 豊明の家

               わたしたちの「豊明の家」 (4)

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 すまい学校

OM「ひまわり会」の資料を請求して会員工務店としてのハースアンドホームを知りました。
毎月一度の「すまい学校」に参加したのは、
OMシステムのことはともかくとして、家づくりのいろいろな基本的知識について、
自分で調べるよりも、まとめて話を聞いた方がポイントを押さえた知識が得られると思ったからです。
質問もできますし。
半田は遠いと思いましたが、他にそういう場所がなければ行くしかないというつもりで行きました。

すまい学校などで日比さんと会話を重ねるうちに、
人柄を信頼した、あるいは教養を感じたのが、
最終的にハースアンドホームを選んだ理由になります。
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偉そうな言い方になりますが、
教養というのは自分の職業をある程度突き放してみることができ、
その職業が持つパブリックな意味や限界を分っているということで、
ものを良く知っているとかそういうことではないとわたしは思っています。
「すまい学校」の時に日比さんが建築士はどのような教育を受けて
専門家となるか、という話をされた時に、この人は信頼してもよいと思ったことを記憶しています。
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by hearthandhome | 2006-11-29 16:54 | 豊明の家

               わたしたちの「豊明の家」 (3)

 
 OMをどのようなものとして認めたか
具体的な行動のきっかけになったのは、
連れあいが結婚当初、アトピー性皮膚炎に悩まされていたことです。
症状を悪化させないためには、着るもの、食べるもの、住む環境を具体的に考えざるを得ない。
こうして身の回りのことを、一つ一つ、意識して、吟味するということが習慣になりました。

f0059988_17375564.jpgそういう目を持って生活を見るようになると、
私たちの消費生活はユーザーの都合よりも
ビジネスの都合でできているということがよく見えてきます。食品添加物などは典型的です。
一見便利になったようですが、自分たちが本当に必要としているもの、
自分たちにとって良い物が売られているとは限らないし、家庭で行われていた様々なことが、
買い物に置き換えられていくことによって、自分でする能力を失い、同時に主体性も失っています。
逆に言えば不便を買い物で手軽に埋め合わせることをしないで、いろんなことを自分でしてみることは、
一見不便ですが、主体性を取り戻す楽しい作業です。このような気分が、OMを選んだ気分とつながっています。

OMをどのようなものとして認めたかというと、
「自然に存在しているエネルギーを有効に利用するしくみ」だから、
「環境への負担が小さく、他者や自然から収奪せず、しかも快適」である。
「自然の流れに乗る」という感じがいい。
結局、ありきたりですが・・・。
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by hearthandhome | 2006-11-28 10:59 | 豊明の家

               わたしたちの「豊明の家」 (2)

 
 OMソーラーの家
家を建てるなら「OMソーラーの家」ということは、ずいぶん前から当然の前提になっていました。
大学の生協の書店で何か本を見たのがはじめだったような気がします。
その後は雑誌の記事などでOMの情報に接していました。

札幌のマンションが二重サッシになっていて、断熱性能がとても良かったことから、
こんな窓にすれば暖房に使うエネルギーは随分少なくて済むはずだと思いました。
こんな感覚から、「家を建てるならOM」という考えまでは遠いものではありませんでした。

また、2000年の夏に、名古屋でのシンポジウムを企画しました。
国内、国外の活動家らを招いて環境、南北格差、食の安全などを切り口に、
WTO体制の問題を考えるという内容でした。
その時、国内での持続可能な社会システムへの取り組みの一例として、
OMソーラー協会の方を講師に招いてお話を聞く機会もあり
「OMソーラーの家」はもう自明になっていました。

f0059988_17352272.jpg  なぜOMに共感したのか
以上はいきさつを述べただけで、なぜOMに共感したのか、の動機の説明にはなっていません。
この説明はいくらでも長くなってしまうのですが、自分なりの整理をなるべく簡単に試みます。

私たちの世代はある種の終末思想の気分を持っていると思います。
「オウム真理教」に引き込まれた人の多くが私たちの世代であることに見られるように。
小学生のころ、「ノストラダムスの大予言」がベストセラーになり、漠然と人類滅亡の予感を持つようになりました。
マンガ「はだしのゲン」の描いた核の地獄は、
その予感に現実感をあたえるのに十分でした。
時あたかも、冷戦たけなわの時期、平和ということを
考えるようになりました。
現在の自分のいろんな関心をさかのぼっていくと、
ここから出発しているように思います。

平和は、ただ戦争がないというだけの状態ではなく、
公然たる戦争がなくても世界はいろんな問題を抱えていて、
それが戦争の背景になっていること。
そのことを学ぶうちに、戦争も、環境も、差別も、あらゆる問題はつながっているということ、
自分たちの普段何気なく送っている生活が、発展途上地域の人々の生活や環境を破壊し、
知らないうちに自分たちが加害者になっていることも分ってきます。
しかし、これはやはりイデオロギーレベルの理解(きれいごと)であって、
一人一人の生活のレベルで、問題同士の関連を具体的に知ることが必要で、
さらにその上で自分はどういう行動を選択するのか、ということが別に問われてきます。
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by hearthandhome | 2006-11-27 14:27 | 豊明の家

わたしたちの「豊明の家」 

もうすぐ竣工を迎える「豊明の家」のお施主さんご夫妻からのコメントを掲載します。
この時期に、家づくりを振り返ってみての様々な思いを書き留めることを、
わたしたちはお薦めもし、お願いもしています。

今回は、日比からの問いかけに対してお答えいただき、
日比が、画像とともに、まとめさせていただきました。
順次、掲載して参ります。
 
なお、「豊明の家」完成見学会の日程もほぼ決まり、準備を進めております。ご期待ください。



                 
                   わたしたちの「豊明の家」 (1)        
                                               旧南瓜邸三代目


 新しい家が建つにあたって
新しい家が建つにあたって、まず心の中にあるのは、「安心」ということです。
地盤調査、基礎工事から、家ができてくるのを見ていて、
これなら地震にも大丈夫、安心だと思えました。
「まずは安心」というのが偽らざる心境です。

なぜOMを選んだか、どうしてこのような設計か、ということは、
私がどういう興味関心の持ち主かということを語ることに他なりません。
これは書き始めるときりがないですが、うんと簡単に言うならば、
ありきたりですが、
「健康に、そして社会や環境にも負担の少ない仕方で暮らしたい」ということでしょうか。

 家を取り壊すということ
f0059988_17212479.jpg8年前に、ここ豊明の、築60年の
思い出深い家に移り住みました。
この取り壊した家は、なにかと不便ではありましたが、愛着があるのはもちろんのこと、
かつての日本家屋の典型であることで、今どきの家族の問題や、
ひたすら便利さが追及される消費生活を考えさせてくれる貴重な家とも思っていました。
その旧家屋を取り壊すことにしたのは、なによりまず、地震への備えです。
あの家がもうないというのが現実と思えないことが今もあります。

f0059988_17252772.jpg
 豊明に建てる
家を建てる以上は、そこに定住する覚悟がいります。
わたしにとって、自分の家を建てるとか、定住するという考えは、
もともとあったものではありません。


高校を卒業して地元に戻ってくるまでの十数年間を、
京都、モスクワ、札幌で生活しました。
古都京都での生活、異邦人として留学生活、そして人工的な新しい街、札幌での生活、
その大きく異なる三つの生活体験の中から、
「地元に戻って地域に根ざして暮らしたい」
「社会とつながっているという手応えを感じながら、人の気配を感じながら生活したい」
と思うようになりました。
f0059988_17222683.jpgどこに暮らそうがそのようにできるということが理想ですが、こうした関係のあり方は現実には時間の積み重ねが作り出すことであり、そのための時間を積み重ねていく場所として、
先祖代々暮らしてきた豊明が自分に与えられた、あるいは課せられた場所だと思うようになりました。
また、子供が育つ場所として、祖父母がいて、田畑があり、という環境が
望ましいと思ったのも大きな理由です。
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by hearthandhome | 2006-11-26 17:41 | 豊明の家

「3.5間角の家」 屋根工事・外壁下地

f0059988_17591343.jpg外壁の透湿シートの上に通気工法の胴縁の取り付けです。
この通気工法というもの、一般的な工法にアッという間になりました。
気密、断熱に伴なう湿気の問題の解決法として、
壁の中の湿気を逃がす対策として
木造の家づくりの現場に定着したようです。
土台のところから外壁、庇を通って外気まで空気が抜けるということ。
途中でふさがっていたら何にもならないのはあたりまえです。

f0059988_17592815.jpg
2階ロフトの空間です。
片流れの勾配でまっすぐに登ってきますから、
やはり、天井は高く取れますね。
ごっつい垂木はツーバイテン(210)。構造耐力上のことと、
厚い断熱材を入れ、屋根の断熱性能を高めるためです。
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by hearthandhome | 2006-11-24 18:06 | 3.5間角の家

「3.5間角の家」 建て方工事

f0059988_16183298.jpg壁・屋根と一気に建ち上がり、全体のボリュームが、はっきり現れてきました。
こじんまりとはしているけれど、良いバランスです。
特に、北側から見た場合、図面で想像するより高さのある分、大きな家に見えるかもしれません。





f0059988_1620371.jpg内部においては、居間上部からロフトへのナナメ天井が、梁で分断しないよう連続した天井面で、まっすぐに伸び上がっていきます。床梁を駆使しての、「乙川の家」では果たせなかった試みです。

「大きく暮らせる小さな家」が
また一つ建ち上がってきました。

ペレットストーブもスタンバイしています。
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by hearthandhome | 2006-11-22 17:43 | 3.5間角の家

「乙川の家」 旧宅リフォームとOM床暖房 体感会

f0059988_1748530.jpg11月18日(土)・19日(日)に
築20年、ご子息世帯のためのリフォームの見学会と、
8月の暑い盛りにオープンハウスをさせていただいた「乙川の家」の
冬モード体感会を併せて開催いたしました。






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二つのご家族には、ご負担をお掛けしたと思いますが、
「時々やってくれると、家が片付いていい!」と、
あり難いお言葉まで頂戴して、
恐縮いたしました。
DMのみの予約制の見学会でしたので、ご来場の皆さまには、
いつにも増して、二つの家で、ゆっくりと時間を過ごしていただけたと思います。


f0059988_17404956.jpg桧の床板、ステンレスキッチンの「和モダン」のご子息の家と
杉の床板、OMソーラーのご両親の家。
それぞれの持ち味の違いを堪能していただけたのではないでしょうか。
特に、太陽の床暖房と一般的な床との表面の暖かさの差は、敏感に感じることができたと思います。スリッパを使いたくなるかどうかの差とでも言えるでしょうか。

それにしても、リフォーム工事を終えて思うのは、
新築時に、建物の耐震性能を満たすことは当然のこととして
その上で、いかに将来のリフォームに備えておけるかという点の重要さです。
簡単なことではありませんが、今後の仕事の上で良く考えていきたいと思います。
耐震リフォームとは異なるカタチのアプローチですが、
幸い今回のリフォームに関しては、耐震性能にも問題なく、きれいに間仕切りを取り払うことができ、
既設の窓やトップライトもうまく活用できたのが、何より嬉しく思いました。

f0059988_17483887.jpg「夫婦ふたりの家」はピアノもピッタリ納まって、(ピアノ下の、オーケストラ人形が楽しい!)
ゆっくり、くつろいでいただいているご様子に安心。OMの床暖房のあることで、「冬が来ることの楽しみ」を味わっていただきたいと思います。また、観葉植物の見事な成長ぶりにはビックリ!
(上記画像の「はっぱ」の様子をご覧ください!この夏の時点では「はっぱ」
3枚でした!)
OMのある環境は植物にも好結果を及ぼしているようですね。
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by hearthandhome | 2006-11-20 18:04 | 乙川の家

「豊明の家」  「旧南瓜邸三代目」

初夏の頃、樹木に囲まれた築60年の旧家の解体工事から始まった「豊明の家」。
解体工事の時のブログに、「旧南瓜邸三代目」さんからのコメントがありました。
                                   (南瓜とはカボチャのことです。念の為。)
寄稿していただいたのは「豊明の家」のお施主さんその人ですが、
今、読み返してみても、家を建て替えることへの真摯な思い、
「ありのまま」を自然に受け入れるお施主さんの生き方、暮らし方が感じられます。

f0059988_891192.jpg「人の一生」と「家の一生」。
生まれ、育ち、そして終焉を迎えるサイクルは、それぞれだけれど、
その時々の「人と家」との関わりは、かけがえのない大切なこと。
旧家の当主、初代、二代、そして三代と、60年に渡る時の流れの中にある思い出や記憶の断片を、いとおしく、懐かしく思うと同時に、四代目とも言うべき、ふたりのお子さんの成長への暖かい
眼差しが伝わってくるようです。


新しくつくる家も、旧家がそうであったように、
「人が生きること」とともにある住処。 そんな家であって欲しい。


            家を建て替えることの意味、改めて考えさせていただきました。   日比
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by hearthandhome | 2006-11-19 10:02 | 豊明の家