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坪単価のこと (2)

「同じものなら安い方がいい」というのは、当たり前なことですし、わたしもそう思いますが、
その「同じもの」というところが肝心なところで、現実には「同じもの」であることがとても難しい。

このように細かいことを言ってみたところで、はかばかしい答えが得られるとも思えないのは、
それぞれの設計プランによって、特に、建物形状や吹き抜けやロフトのような部分においては、
実際に見積もってみると、「工事金額」に差が生じてしまうのが現実だからです。

だから、計画中の設計プランに条件的に近い実施例から得られる、実績としての「坪単価」をもとに
資金計画を立て、その上で、正確な実施設計にのっとった見積書を作成し、その内容を吟味しながら調整し決定に至ることが、注文住宅としての適正な「工事金額」に近づくことになると考えています。

人生において大きな金額を掛ける家づくりですから、家がある限り、健康で快適な暮らしを実現し、
永く住み続けていただきたいものです。現場監督の管理のもと、様々な建材が用いられ、多くの職人の手によって、つくられていきますが、居心地の良い空間を作り出し、しっかり暮らしをサポートしていくためには、まず「設計」が大事であることは、言うまでもありません。

「坪単価」の面から「設計」を見た時に感じるのは、どこにお金を掛けるべきかということでしょうか。
すべての要望を100%満たそうとするのは、現実的ではありませんから、
本当に必要かどうかの話し合いと優先順位を考えることにもなります。
優先順位ということは、具体的には「快適で健康な暮らし」のために優先されるべきは何かということで、内外部の仕上げ材や設備機器類、家具類、そして、プランの暮らしやすさや、光や風を意識した
空間構成の巧みさや美しさも選択の俎上に上げられることになります。
また、将来予定として、数年後、実現するというのも良いのではと思います。

家づくりという機会は、家づくりをするというこの時に、できるだけ将来を見すえて、
ご家族あるいはご夫婦の真摯な話し合いのできる、大きなチャンスなのかなと思ったりもします。
そんなことができるのは、とてもラッキーなことですし、大いに楽しんでもらいたいと思っています。日比
by hearthandhome | 2010-10-18 10:40 | 家づくりへの思い


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