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ふくやま美術館

3月上旬、用事で帰省した時、ふくやま美術館で「フランク・ロイド・ライトと武田五一」の展覧会をまだやっていたので、時間がない中駆け足で見てきました。(武田五一は福山出身の明治時代の建築家)

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ふたりの経歴や作品と繋がりについての展示でした。ライトは浮世絵の収集家でもあり、浮世絵を参考に透視図を描いていたことを始めて知りました。浮世絵と透視図が並べて展示していたので、なるほどとライトの表現が良く分かりました。五一はライトに浮世絵を贈ったこともあるそうですよ。 
帝国ホテルの石膏模型は迫力でしたね。これはライトが五一に贈ったものだそうで、こういうやりとりが、二人の交流の深さの一つだったようです。
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芦屋の山邑邸の模型。信じられないぐらい細かい。これはもう美術品ですね。これと同じような模型が多く展示しており、こんなすばらしいものがどこにあったのかと見ると、明治村や京都大学、電通の貯蔵品でした。
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私が見たライトの建物はグッゲンハイム、落水荘、山邑邸と明治村の帝国ホテルぐらいです。今思えば建築に係わる前からなぜか見る機会が多いのはライトでした。やはり親近感がどことなくあったのかもしれません。

五一の家具はライトほどデザインに特徴はないけれど、シンプルでありながらラインがきれいで、今から80年前のデザインとは思えないですね。欲しいなと思うものがありました。(無理!)
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それと五一設計の建物は京都には沢山ありますが、福山にはほとんど残っていません。というかないですね。幼少の頃市役所や公会堂がありましたが、レンガ造りの丸い塔が特徴で薄暗くてあの頃ちょっと怖い印象の公会堂は、舞台にも立ったこともありなんとなく覚えています。
まだまだあるのですが写真を載せきれません。図録を購入しましたので面白い内容ですので見たい方はお申し出下さい。貸し出しいたしますよ。 吉本
by hearthandhome | 2007-03-24 19:36 | 雑記


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